のまに うのろ日記

名前に意味はない

入浴剤入れる派

 

うちはいつからか入浴剤を絶対に入れる家になった。私が1番にはいるから、私に入浴剤を選ぶ権利がある。

家にある入浴剤は、ほとんどがそんなに高くない、温泉地の名前が書いてある一回分が個別に袋詰めされたものだ。筒状の箱から好きなだけ入れるタイプもあるが、それだと入れすぎてしまうので、今はこの袋入りタイプが多い。

 

袋に書いてある温泉地の名前とその入浴剤の匂いの関連性はほぼないから、温泉地は気にせず匂いで選ぶ。ただ、風呂に入っている間、匂いはだいたいわからない。だけどなぜか白檀だけはっきりとわかる。

白檀は寺っぽい匂いだからか、なんとなく神聖な感じがする。匂いで私自身がそう感じている訳ではなくて、知識としてそう思っているだけかもしれない。

白檀の匂いは嫌いじゃないけど、白檀の匂いが風呂場いっぱいに広がるとなんとなく怖いのは、不謹慎な自分が聖職者に怒られているように感じるからだ。

だから、白檀の入浴剤を入れた日は、逆にめちゃくちゃ不謹慎なことを考えながら風呂に入る。嫌いな人の不幸とか願って白檀に対抗すると、意外と楽しい。