のまに うのろ日記

名前に意味はない

マラソンなんか嫌い

 

だいぶ前に、マラソン大会を見た。見たって言うと変な感じだけど、観戦ってわけでもないし、ただ父が走るので行ったのだ。

 

私はマラソンの良さは全然わからない。学校の体力測定でシャトルランをさせられた時も、5回でやめていいという自分ルールを作っていたくらい走るのは嫌いだ。

 

走っている人たちを見ると、自分が走った時の体の変化がなんとなく蘇ってきた。

喉の奥から血の匂いのする息が上がってきて、喉仏くらいからヒューヒュー音がする。

高校になってから、しばらく走っていると片耳が変になるようになった。それのおかげでけっこうサボれたのでまあよかった。

 

子供たちが目の前を走っていくとき、ぜえぜえと呼吸音が輪唱のように、立体音響のように聞こえて面白かった。

あと、スタッフのおじさんたちが全員同じ帽子、同じジャージ、同じ上着でマスクをしていたので、ウンパルンパみたいだと思った。